リンパ浮腫について
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がんの治療として行うリンパ節の切除や、放射線治療、一部の薬物療法などの影響により、腕や脚などの皮膚の下にリンパ液がたまってむくんだ状態のことをリンパ浮腫といいます。
リンパ浮腫はがんの治療を受けると必ず発症するわけではありませんが、発症時期や症状に個人差があり、手術直後に発症するケースもあれば、 数年後に発症することもあります。
リンパ浮腫は適切な治療を受けることで進行をおさえたり、症状を軽減したりすることができますので、予防することや、早く見つけて治療を受けることが大切です。
リンパ浮腫になったときには、できるだけ早く担当の医師に相談し、専門のリンパ浮腫外来などを受診しましょう。
マッサージ
足まくら・クッション
リンパ浮腫ケアパッド
弾性着衣を着ける時に
マッサージ
リンパ液の流れを促すマッサージやセルフケアは自己判断で行わず、医療従事者に相談した上で行うようにしましょう。
リンパうっ滞性線維症により硬く変化した皮膚をやわらかくしたい方には、セルフマッサージ補助具の「サポートローラー」がおすすめです。
空気の力によるソフトな加圧力で快適なマッサージが行える「ドクターメドマー」は、腕や脚を包み込んで順次もみあげていきます。あんまの代用として、血行促進、疲労回復、神経痛・筋肉痛の痛みの緩解にもご利用いただけます。
足まくら・クッション
足のむくみ(浮腫)やだるさの軽減には足を高く上げる方法が一般的ですが、間違った方法ではかえって血液の流れが悪くなってしまうこともあります。
圧力を分散し自然な血液の流れをキープする足まくらや、自然な形で足を支えるクッションなど、足のことを考えた専用の製品がおすすめです。
リンパ浮腫ケアパッド
恥骨部・外陰部のリンパ浮腫軽減のために開発された製品もあります。パッド表面に配置された突起で下肢のリンパ液の流れを促進します。ポケットがついた専用ショーツの中にケアパッドを入れて着用します。
弾性着衣を着けるときに
リンパ浮腫の治療では、弾性ストッキングや弾性スリーブを着用することがあります。弾性着衣は圧迫力が強いため着用に力が必要だったり、履きにくいといったことがあります。
滑り止めのある手袋や弾性着衣を固定するシートを使うと、指先の力だけでは着用しずらい弾性着衣をしっかりとホールドすることができます。爪で弾性着衣を傷つけるリスクも減り、長持ちさせることも出来ます。